あなたは「7つの習慣」と言う本を知っていますか?
今回はその「7つの習慣」の第1の習慣を掘り下げて要約、解説をさせていただきますね!
第1の習慣は、主体的である。です。
この記事を読むことで、あなたはこんなことがわかります!
それでは行ってみよう!
Contents
【要約】「7つの習慣」の第1の習慣。主体的であれ。
まず最初に、7つの習慣とはどんな本でしょうか?
スティーブン・R・コヴィー著
1996年に出版された。(21年前ですね)
44か国語に翻訳され、全世界で2,000万部、日本でも累計200万部以上の売り上げを記録。
コヴィー氏が、アメリカで出版された過去すべての成功に関する文献を調べたところ
最近の50年間の成功に関する文献は、付け焼き刃的なテクニック、応急処置的な手法を説明しているものが多く表面的なものでありました。
それに対して、150年前からのものは問題の原因や物事の根本に対応する
誠意、謙虚、誠実、勇気、正義、忍耐、勤勉、節制というものを中心に置いたものでした。
コヴィー氏は成功とはその裏付けとなる上記のような原理原則があり、その原則を努力して主体的に身に付けることが真の成功と永続的な幸福を手に入れる方法だと確信したのです。
すんげい大雑把に図解するとこんな感じですね、うん。

その原則を7つの習慣とし、
・なぜその原則が大切なのか?
・どのように作用するのか?
・どのように身に付け、習慣としていくのか?
が私たちに身近な例を交えて書かれています。
…全然分かりにくいわぁ!!!ヾ(*`⌒´*)ノ
ということで、子供向けに分かりやすくしたバージョンをどうぞ!
昔々、コヴィーさんという人がアメリカにおって、楽しく幸せに毎日を生きていく方法を一生懸命考えていたそうな!
その中で、
(例えです)
世の中には「簡単に友達と仲良くなる方法!」
「誰とでもすぐ仲直りできる話し方!」
というような本が多かったのだ。
でも、よく考えると、友達ってそんなに簡単に仲良くなれるかな?
誰とでもすぐ仲直りって話し方だけでできるかな?
なにかテクニックを使うものではなく、同じ時間を過ごして、一緒に遊んで、相手のことを思いやって、一緒に笑って、時には喧嘩しても自分からちゃんと謝ることが大切だよね?
コヴィーさんは、相手を思いやる、優しくする、自分から謝れる、相手に嘘をつかない、などの方が大切だと気づいたそうな。
その生きていく上で大切なことを7つにまとめて、どうやって身に付けられるか、うまく出来るようになるかをまとめたんだ。
そして、この本は多くの人が手に取って、世界中でめちゃ大ヒットしたよ!!
…うん、これってわかりやすいんですかね??
7つの習慣:第1の習慣 私たちはみんな、自分だけのめがねをかけている
私たちは特有のパラダイム(仮定、知覚、既成概念)をそれぞれが、持っています。
「私は客観的に、ありのままに世の中や人を見ている!」と思っていても、
それは「自分が思う、感じる」ありのままに見ている場合が多いです。
まず、
・自分の見方は、本当に正しいのか?
・他の人はどのように見ているのか?
を考え、すりあわせて現実的な見方を得ないといけません。
そして、その見方こそが行動、感情、態度などに強く影響しているのです。
「自分はこのようなパラダイムを持っている!」ということに気づき、
それをより良く改善していく必要があります!
なぜなら、行動を変えるのではなく、行動のもとになっている源(見方)を変えないと意味がないからです。

私たちはそれぞれ見えないめがねをかけているんだよね。
そのめがねは、「自分の考え方」というめがね。
人って、お父さんも先生も大人も子供も、そのめがねをいつもそれをかけて世の中や人を見ているんだよ。
例えば、
テレビでアニメが流れていました。
そのときにあなたは
と思うよね!
あまり見過ぎていると、お母さんは
と思うかも!
さて、どっちが正しいと思う?
結論は、どちらも正しいんだよ。
君は、楽しくなり、気持ちが明るくなり、
お母さんは、怒って少しイライラしているよね。
めがねをとると、アニメはただ放送されているだけ。
アニメに対して受け取り方、気持ちが違うだけだよね?
つまり、私たちはありのままにものを見ているのではなく、「自分の考え」というめがねをかけて見ているんだよ。
それによって何をするか、どう感じるかが決まっている。
二人がめがねをかけたまま話をしたらどうなるかな?
これではケンカになっちゃうよね。
私たちはめがねをかけている。それは、私もあなたも。
それに気づいたらどうなるかな?
となり、お互いを理解できるよね。
(うん、できるのか?というか、こんな聞き分けのいい子いるのか・・・・?)
・・・と、まあこんなに簡単にいくかはわかりませんけどね!(笑)
考えていただきたいことは、
お母さんが、不快な気持ちやイライラがあるとしたら、はたして「アニメ」のせいなんでしょうか?
それとも、お母さんの「ものの見方、めがね」が原因なのでしょうか?
…この例はわかりにくかったかもしれませんが、私たちが学校や仕事、家庭、友人、恋人との関わりのなかでうまくいかなかったり、衝突することには
このような原因がある、ということです!
見方、めがねによってその後の行動が変わってきます。
大人の皆さんは、他のケースを考えてみましょう!
状況
子供が言うことを聞かない
↓
めがね① 「この子はなにか訴えたいことがあるのかな?なぜ言うことを聞かないんだろう?甘えたいのかな?」
行動①
・話をよく聞いてあげる
・抱っこしてあやしてあげる
・相手がなにを考えているかよく見て、仮説に基づいて行動する
めがね②「なんで言うこと聞かないんだよ…うるさいし、静かにしてほしい…なに考えてるさっぱりわからん」
行動②
・叱りつけて黙らせる
・そんなことをしているとおもちゃをとりあげるよ!と伝える
・その場を離れる
…さて、どちらの行動が良いでしょうか?
どちらの行動がお互いにとって良い方向にいきそうでしょうか?
子供が言うことを聞かないという現実は変わりません。
見方は違います。
見方が違うので、行動も違います。
そして、結果も恐らく違うでしょう。
色々な事柄に対して、その行動を選択肢から選ぶのはあなたであるということです。
もちろん、「そんな簡単じゃない!」「理屈ではそうだろうけど、それが出来たら苦労しない!」と言うことだと思いますが
それでも、私たちは自分で選んだめがねと行動で結果を得ていると言うことです。
私のめがねって、本当に自分に良いものなのかな?
私のめがねって、本当はどんな見方がしたいのかな?
と考えて、変えていくことを勧めていると僕は読んで感じました。

7つの習慣:第1の習慣 インサイドアウトという考え方

インサイドアウトとは、自分自身の内面(インサイド)を変えることから始める、という考え方のことです!
・「自分」が何ができるのか?
・「自分」がどうあるべきなのか?
・「自分」がどうなるべきなのか?
という考え方です。
反対のアウトサイド・インは
・「周り」がなにをしてくれるか?
・「周り」がどうあるか?
・「周り」がこうだから
という考え方です。
それでは例を見てみましょうか!
↓
インサイドアウトくん
新しい学校に転校しました。
アウトサイドインくん
ちょっと例が下手ですけど、このようなイメージでしょうか。とても簡単にすると。
インサイドアウトくんは
(インサイドアウトくんってなんやねん)
自分に働きかけていますね。
アウトサイドインくんは周りに期待しています。
自分が何かするということはあまりないですね。
どちらがいい、悪いという話ではないですよ。
僕は転校生でアウトサイドインくん状態だったこともあるので…
インサイドアウトくんの方が
主体的ですよね。
要するに、
・自分ができることにフォーカスするのか
・周りがしてくれることにフォーカスするのか
です!
どちらがより良く生きられそうですか?
私はよく思うのが、他人や周りはコントロールできない。
コントロールできる自分に働きかけようと思って行動しています。
あまりにもコントロールできないことに時間や意識を使っている人が多いように感じます・・・。
まあ、昔の自分もそうでしたけどね!
7つの習慣:第1の習慣 主体的である 自己責任の原則

第1の習慣の「主体的である」とは
率先的に動く、力を発揮するというだけではなく、
自分の人生に対する責任をとるという意味です!
7つの習慣には、「私たちの行動は、周りの状況からではなく、私たち自身の選択によって決まる」とも書いてあります。
責任とは英語でresponsibility。(レスポンシビリティー)
レスポンス(反応)、アビリティー(能力)
つまり
「自分の反応を選択する能力」
と本書では定義しています。
反対に周りの状況や人、環境に責任を譲っている人は反応的になります。
例
主体的な人
反応的な人
主体的な人は明確な価値観をもっているので、外部の影響で振り回されることはありません。
反応的な人は、周りの影響を強く受けるので例えば天気が悪いということでも影響を受けます。
主体的な人は
自分の価値観に基づき行動する
に対して
反応的な人は
そのときの感情、状況、環境などに左右されます。
それでは仕事にいくとどうでしょうか?
主体的な人
反応的な人
かなり違ってきますね!!
ていうか、この説明小学生はわかりにくいでしょ!!
とても重要なことは自分のおかれた状況に対して、自分の反応を選ぶことができるということ!!
そして、状況そのものを自分で作り出すことができるということです。
7つの習慣:第1の習慣 影響の輪、関心の輪とは

影響の輪とは私たちが興味関心があることのなかで、コントロールできるものです。
関心の輪とは、その中でもコントロールすることが難しいものです。
↓
この場合、影響の輪は
友達、家族、習っているサッカーなどです。
友達との関わりかた、家族との関わりかた、サッカーがどうやったらうまくなるか、どんな練習をするかはある程度コントロールできます。
関心の輪は
先生が怒りっぽいところです。
これはどれだけ考えても、何かしようとしてもコントロールできるものではありません。
主体的な人は、コントロールできることに集中します。
友達と楽しく遊ぶために計画をたてたり、家族に怒られないように宿題を早めに片付けたり、サッカーのドリブルをひたすら練習するなどです。
反対に反応的な人は、
怒りっぽい先生に集中します。
コントロールすることが難しいことに集中しています。
主体的な人は、
と自分ができること、コントロールできることに集中します。
7つの習慣 第1の習慣 まとめ
7つの習慣、第1の習慣のまとめです!
①私たちはありのままに物事や状況を見ているつもりでも、自分なりのめがね(パラダイム)を持っている。
そのめがねを通して、すべてのものを見て感じて反応し、行動する。
そしてその結果を得ている。
めがね(パラダイム)を見つめ直そう。
そして、必要のない見方、考え方は修正していこう。
また、相手、周りの人のめがね(パラダイム)を考え、尊重し理解しようと努めよう。
②私たちは、自分のおかれた状況や環境、物事に対して反応を選ぶ力がある。
そして、その力で自分自身を取り巻く状況そのものを作り出すことができる。
それが「責任」である
③影響の輪、自分がコントロールできることに集中してエネルギーを使おう。
出来ることを増やしてその範囲を広げていこう。
問題は、自分の外にあるのではなく、中にある。
ぜひ、この7つの習慣の第1の習慣を身につけて生活、人生を豊かにしてきましょう!