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やめたいのにやめられないのはどんな心理?どうしたらいいの?

・やめたいことがあるのに、どうしてもやめられない・・・・。

 

・どうしてもしてしまう悪習慣がある。

 

・どうしたらやめられるのか知りたい、なぜやめられないのか理由を知りたい。

 

というお悩みはありませんか?

 

今日は、どうしてもやめられないことが、なぜやめられないのか?を解説していきます!

 


スタンフォードの自分を変える教室 (だいわ文庫)

やめたいのにやめられないのはどんな心理?どうしたらいいの?

僕たちは、脳のことをもっと知っていく必要があります。

世の中には巧みに仕組まれた方法で、僕たちの脳を操り欲望をかりたてています。

生活するなかで、目標を妨げるような誘惑に打ち勝つために脳の仕組みを知っていきましょう!

人が刺激をやめられない脳の部位

ラットを使った実験で、脳の快感センターと呼べるところを発見した研究者がいました。

 

そこで、その場所を電気で刺激した場合どの程度の快感が得られるかを実験しました。

(なんだか怖い実験ですね…)

 

・24時間エサを与えない

・両端にエサをおいた小さなトンネルの真ん中にラットを置く

・ラットがエサにたどり着く前に電気ショックを与える

普通に考えると「腹へったぁーい!」と超特急でエサに行きそうなものですよね。

 

しかし、そのラットはその場から離れようとせず、目の前にエサがあってもそのままです。

電気ショックを受けるためにじっと待っていたのです。

 

次にラットが自分で電気ショックを受けられるようにしました。

 

・レバーを押すとラットの脳の快感センターが電気で刺激される

という状況です。

 

どうなったのか?

 

ラットは5秒おきに電気ショックを与え続け、くたびれて動けなくなるまでしたのです。

 

さらに、電流の網の上を通らないとレバーを引けないようにしました。

 

すると、足がやけどになって真っ黒になり動けなくなるまでレバーを引くことをやめませんでした。

 

ピカチュウもビックリのネズミですね!(そういうことじゃない)

ライチュウにすると一気に可愛さなくなるわぁ…と当時小学生の僕は思っていました。

 

快感の「予感」が行動を狂わせる

研究を進めていくと、このピカチュウは、(ラットです)しびれるうな快感を得ていたのではなく、もう少しで快感を得られそうな「予感」を得ているだけでした。

 

研究者たちは快感を得られる脳の部位見つけたのではなく、神経科学者たちが「報酬システム」と呼ぶ脳のなかでもっとも原始的な行動と消費を促進するために発達した部分でした。

 

ピカチュ○は、電気ショックを受ける度に「もう一度やれば気持ちよくなるぞ!」とますます刺激がほしくなりましたが、それからは何の満足感も得られていなかったのです。

ポケモンはやっぱり赤、緑が一番ですよね。

 

さて、考えてましょう。

 

世の中には、通販の商品カタログ、宝くじ、パチンコ、テレビCM 、インターネット、むふふな広告、など刺激に溢れかえっています。

 

実験のラットのように、欲望や幸せ(偽もんだけど)を刺激され追い求めてしまいがちです。

その中で「やらない力」を発揮するのは至難の技です。

 

ドーパミンは「幸福感」をもたらさない

脳は、報酬が手に入りそうだと思うと、ドーパミンという神経伝達物質を放出します。

 

そのドーパミンで感じるのは、幸福感ではなくむしろ興奮に近いものです。

ドーパミンがでると、「快感が得られるぞ!ふはは!」という予感からそのためならなんでもしようという気になってしまいます。

 

しかし、様々な研究から明らかになったのは、ドーパミンからは満足や喜びは感じられないということです。

 

人は、快感を得られそうなものは何でもドーパミンを放出させます。

 

美味しそうな甘いもの

 

店頭の70%オフ!という真っ赤なセール表示

 

大儲けができます!という怪しい広告

 

もともと、この幸福の「予感」は、人が大昔に狩りで食べ物を手にいれて、働き、繁殖の相手を探すように仕向けるための脳の仕組みだったのです。

 

しかし、僕たちが今置かれている環境は、大昔のジャングルブック的な環境とは全く違います。

上の引用のようにありとあらゆる誘惑がありますよね。

僕はあまりテレビを見ないです。

 

なんだかCM が疲れますし、別にこちらが求めていない情報をだらだらと見せつけられるのが嫌なんです。

 

箱の前に座っている自分はなにもしてませんよね?

 

もちろん、リラックスとしてテレビを見るときも時にはありますが、自分が見たい映画やドラマを自分の意志で借りて見るようにしています。

 

ドーパミンの引き金を探す

モニターの前のあなたにとって、ドーパミンが出ることがなにかわかっていますか?

 

キラキラしたスイーツでしょうか?

楽天、amazonなどのショッピング?

FacebookやTwitter?

 

あなたが注意を引き付けられるものに注目してみましょう。

「これさえ手にはいれば!」とひたすら追い求めてしまうものはなんでしょうか?

 

本能を操作・誘導する人たち

なぜそんなことを知る必要があるかというと、ビジネスの世界はこのドーパミンを熟知してマーケティングをしているからです。

 

ドーパミンが急に増えると目先の快楽がとにかく魅力的に見えて、長い目でみてどのような影響があるかなど考えられなくなってしまいます。

この事に目をつけて、食品メーカー、広告、飲食店、宝くじ、お酒、タバコ、むふふな広告、などは、あなたのお金を狙っています。

 

「いやいや、俺はそんなもん引っ掛からないけど?」

という強気のあなた!

 

研究でも、例えばテレビでスナック菓子のCM を見た人は冷蔵庫を開ける確率が高くなるという結果が出ているそうです。

 

映像をみて、「あのポテチを食べたら口一杯に美味しい味が広がるんだろうなぁー!」と脳からドーパミンが出てそうなるのです。

 

1点買えば、もう1点無料!

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などの広告は脳にとっては威力は抜群です!

 

インターネット、テレビは誘惑の宝庫だと思いますねぇ…。

 

ドーパミンを刺激する「戦略」を見抜く

世の中にどのような戦略が溢れかえっているか注意してみましょう。

 

意識して見てみるとたくさん、たくさんありますよ!

まあ、広告というものはほとんどそうですよね。

視覚的に刺激を受けることが多いと思います。

 

今はスマホ時代ですから尚更です。

 

世の中のトリックを見抜いていきましょう。

 

欲望や誘惑がすべてなくなるわけではありませんが、「やらない力」を使って抵抗することはできるはずです。

 

現代は、情報や刺激の洪水から自分達を自衛する必要がある時代だと思います。

 

退屈な作業を「ドーパミン化」する

ドーパミンは何も悪者になるばかりではありません!

 

世の中のすべてのものがそうであるようにです。

 

やりたくないことを、ドーパミン化させてみましょう。

 

つまり、報酬を設定することによって、つまらないやりたくないことを、楽しくすることができます。

 

本書にかかれている例では(学生です)

 

・面倒な書類をお気に入りのカフェに持っていきホットチョコレートを飲みながら片付ける

 

・スクラッチ式の宝くじを片付けるべき場所に点々と置く

 

・難しい仕事が大成功した様子をビジュアル化して、遥か先に手にはいるはずの報酬に現実感を持たせた

 

などです。

 

僕も仕事に行く前に朝5時に起きてこのブログを書いています。

 

なかなか大変ですが、朝起きて好きなお茶やコーヒーを飲みながらやっています!

アイディアをだして、やりたくないことを、やる力に変えていきましょう。

 

まとめ

 

欲望は自己コントロールに対する脅威にもなれば、意志力の源にもなります。

 

ドーパミンがでるのは自然のことですが、それが焚き付けられた欲望なのか、本当に自分が望む幸せなのかは区別しないといけません。

 

やりようによっては、ドーパミンを駆使して自分の生活や習慣をより良くすることもできます!

 

誘惑はかわしつつ、自分を楽しい工夫でうまくコントロールしていきましょう!

 

おしまい!

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